巨人にドラフト1位で指名された鷺宮製作所の竹丸和幸投手が20日、埼玉・川越市内のホテルで仮契約を行った。背番号は「21」に決定。

「即戦力として開幕からローテに入ってほしい、期待していると言っていただいた。期待に応えられるように、まずは新人合同自主トレに向けてやっていきたいです」と意気込んだ。

 竹丸は最速152キロを誇るアマ球界屈指の左腕。細身の体をしなやかに使い、スライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップなどの多彩な変化球を操る。広島の崇徳から首都大学リーグの城西大を経て、鷺宮製作所入り。巨人には即戦力の左の先発候補として単独でドラフト1位で指名された。

 背番号は21に決定した。21番はかつて藤田元司氏(1957)や堀内恒夫氏(1966)が背負い、さらに宮本和知氏(1991~1997)、高橋尚成氏(2007~2009)といったエースクラスの左投手もつけた番号で「今まで偉大な選手がつけてきた番号なので、その番号に恥じない選手になりたいと思います」と表情を引き締めた。そして「とてもいい番号をいただいたので、この番号といったら竹丸と言ってもらえるようにがんばっていきたいと思います」と思いを口にした。

 1年目の目標は「まずは開幕ローテをしっかり。また、貯金を5個つくれるように、がんばりたいと思います。10勝しても10敗したら意味がないと思うので、優勝するためには8勝3敗の方がいいのかなと思うので、貯金5つにしました」とチームに貯金をもたらす活躍を誓った。

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