B2ベルテックス静岡が20日、福島戦(22、23日・宝来屋ボンズアリーナ)に向けて静岡市内で練習した。SF林翔太郎(30)は昨季所属していた古巣との対戦に気合十分。

相手は現在、13連勝中で東地区首位と好調だ。「昨季から残っているのは一人だけなんで、知っている選手は少ない。でも、ブースターが応援に来てくれるし、試合は楽しみ」と、対戦を心待ちにしている。

 ケガ人が続出し、現在3勝12敗で西地区最下位と苦しむチームの中、林は奮闘している。全15試合に出場、うち10試合にスタメンで名を連ねた。平均プレータイム22分14秒はチームの日本人で最長時間。特に、ディフェンス面での貢献が大きく、主に、相手にとって得点源となる外国籍選手とマッチアップしている。

 「チームが勝てないのは悔しいし、歯がゆい。でも、やっているバスケ自体は悪くない。やり続ければ、結果がついてくると思う」と、前を向く。ここ数試合は得意な3点シュートの確率が今ひとつで、「もどかしい。でも、打ち続けることが大事なので、次はしっかり、決めきりたい」と、うなずいた。

 まずは、22日の第1戦に集中する。「苦しい時こそ、頑張れるかが大事だし、人間性が出る。連勝の相手に勝てば、流れに乗っていけると思う」。昨季まで福島で主将を務めていた林が、連敗を2で止めてチームを浮上させる。

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