20日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)では、安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判員裁判で、この日は初めて山上被告への被告人質問が行われたことを報じた。

 19日に弁護側証人として出廷した被告の妹が被告とともに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者で1億円以上の献金をしてきた母親のもとで生きてきた苦しみを打ち明け、「私たちは教団に家庭を壊された被害者。

徹也は絶望の果てにあった」などと証言したことについて、コメンテーターで出演のCBC特別解説委員の石塚元章氏は「母親と妹さんの証言というのは衝撃的で、絶望に追い込まれていくっていう感じが分かってくるので本当にインパクトがあったなと思います」とまずコメント。

 「大前提として人を殺してはいけないということを踏まえた上で、これに似たようなことが各地で起きているということは分かっていたことで。ここまでひどいのは別ですけど、お金を取られちゃったとか壺を売りつけられたとか、僕は若い時から裁判担当の取材をしていて提訴とかいっぱいあったんで僕らも知っていた。それを政治家の人たちが知らないわけはないんで」と続けると「なのに選挙で(旧統一教会を)利用して票が入るとかでなかなか(関係を)切れなかったという、そういうことに対する憤りというものが改めて出てくる。でも、もちろん殺しちゃいけない」と話していた。

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