【楽天】「そこがないと選手としての価値がない」　５０万円減の１９００万円でサインの伊藤裕季也が長打にこだわる
色紙を手にする楽天・伊藤裕季也 画像（1枚）

　楽天の伊藤裕季也内野手（２９）が２０日、楽天モバイルパーク宮城で契約交渉に臨み、５０万円ダウンの１９００万円（金額はいずれも推定）でサインした。「（球団から）長打を打てる右バッターなので、そこを頑張ってほしいと言われました」と明かし、「僕自身もそこ（長打）がないと選手としての価値がないと思っていたので。

もう１回、しっかりと振って強い打球を全方向に出せるようなところに取り組んでやっていきたい」と打撃への意識を高めていきたいと決意を語った。

　今季は５１試合に出場。本職の内野以外に左翼にも入るなど、チーム状況に応じた働きをみせたが、打率２割１分４厘、１本塁打、７打点と納得のいく成績は残せなかった。９年目となる来季に向け、色紙に書いた文字は「無」。「周りの言葉が気になって全部に反応して、頭の整理がつかないことがあったので。自分の中で一回、無になって必要なことを取り入れる、やるべきことや信じたことだけをやっていくという意味です」と説明した。無心でバットを振り、快音を何度も響かせる。

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