日本ハムの柴田獅子投手(19)は20日、エスコン内で契約更改に臨み、110万円増の990万円でサインした。交渉の席では、来季の二刀流継続意思を確認され「僕は本当にどちらもいい成績を残すつもりなので、その思いを伝えました」と強い意欲を見せた。

 今季は後半戦開幕投手を任されるなど、投手として1軍で4試合に登板。初勝利こそならなかったが、1ホールドを挙げ、防御率2・92と好印象を残し「真っすぐ、変化球、ある程度通用する自信はあったので、そこで押していけたのはよかった」とうなずいた。

 打者としては1軍出場はなく、2軍でも51試合の出場で打率1割8分6厘、2本塁打、21打点。「来年は投打ともに1軍レベルまで上がっていけるように頑張りたい。打ができれば投はついてくるので。目標は打ですね」と語り、オフは打者の練習に専念する。

 人一倍エネルギーが必要とされる二刀流。現在の95キロから、100キロ弱を目安に増量中だ。「(筋肉が)ついても重ければ動かせない。それをいかにスピードに変えられるか」と自重でのトレーニングに励む二刀流右腕。「投手ではまず1勝。バッターではキャリアハイ」と語った目標へ、まずはフィジカルを研ぎ澄ませていく。

(山口 泰史)

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