巨人から育成ドラフト2位指名を受けた立正大の林燦(はやし・きら)投手(22)が20日、都内で仮契約した。支度金290万円、年俸400万円で背番号「012」に決定。

最速152キロ右腕は160キロを目指すとし、日本ハムジュニアでチームメートだった育成・大津綾也捕手(22)と1軍でバッテリーを組むことを目標に掲げた。

 球団旗の前で力強く長所をアピールした。「強気で内角を攻めたり、フォークで三振を取るパワー系の投手です。直球でどんどん押していくスタイルです」。大学入学以降にトレーニングを重ね、球速は10キロ以上アップ。主に守護神として活躍した。「目標は160キロです。ただ速い球を投げるだけでは打たれると思うので、質や制球も高められれば」と見据えた。

 先発、リリーフともに可能性を秘める本格派。担当の大場スカウトは「試合前の準備、ルーチンは私が視察してきた中でずっと継続できる力を持っていて評価させていただいた」と取り組み姿勢の良さを挙げ、伸びしろに期待した。

 小6時に日本ハムジュニアで同僚だった大津と再会を果たす。「そうなれるように頑張ります」と、2人で支配下登録され1軍で共闘する未来を思い描いた。

(片岡 優帆)

 ◆林 燦(はやし・きら)2003年4月22日、北海道・千歳市出身。22歳。小6時に日本ハムジュニアに選出。広陵から立正大に進み、東都2部通算19登板1勝2敗、防御率2・78。今秋の駒大との入れ替え戦で好救援し、1部昇格に導いた。183センチ、85キロ。右投右打。

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