大相撲 ▽九州場所12日目(20日、福岡国際センター)

 関脇・安青錦(安治川)が自身の持つ新入幕から連続2ケタ勝利記録を5場所に伸ばした。前傾姿勢が持ち味の西前頭4枚目・欧勝馬(鳴戸)相手でも頭を上げることなく、最後は浴びせ倒して10勝目を挙げた。

 大関昇進の目安は「三役で直近3場所33勝」。先場所は小結で11勝、今場所も関脇で2ケタ白星に乗せて、足場固めに成功した形だ。13日目は2敗のトップで並ぶ横綱・大の里(二所ノ関)戦。終盤戦の結びの一番は初めてで「楽しみな部分もある。皆さんに喜んでもらえるような自分の相撲を取りたい」と意気込んだ。

 ハイレベルな優勝争いに絡めば一気に昇進の可能性もあるだけに、横綱撃破で機運を高める。

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