米大リーグ機構(MLB)は19日(日本時間20日)、スポーツ専門局ESPN、メディア大手NBCユニバーサル、米動画配信大手ネットフリックスの3社と26~28年シーズンの放映権契約を結んだと発表。MLBとドキュメンタリー作品を共同制作するなどしてきたネットフリックスは、初参入となった。

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 ネットフリックスによるMLB中継の参入について、日本国内でのテレビ視聴に影響はあるのか。現在はNHKが日本人選手が所属するチームの試合を中心に主にBSで放送している。同局関係者によると「今回のネットフリックスの参入は、日本での放送(の権利)には関係がないため、現段階では放送形態に影響はなさそうだ」という。

 NHK「100年史」の公式サイトによると、同局は1987年にMLBの放映権を取得。単年や複数年など、契約の詳細は明かされていないが、30年以上にわたって試合を放送している。

 ネットフリックスは来年のWBCで、日本における独占パートナーシップを締結した。今後について別の放送関係者は「ネットフリックスなどの大手配信会社がMLBの日本国内の放映権に参入する可能性はある。マネーゲーム次第では、NHKで見られる試合が減る、最悪の場合はなくなることもあり得る」と指摘した。

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