20日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)では、大分市佐賀関で18日夕に発生した大規模火災を報じた。

 建物170棟以上、約4万8900平方メートルが焼損した大火災について、19日には現地からリポートしたキャスターの大越健介氏は、この日はスタジオから「大分市は延焼の恐れはなくなり、鎮圧状態になったと発表しました。

しかし、火種を消し去る作業には時間がかかり、住民の立ち入りは依然、厳しく制限されたままです。自宅の様子を見に行くこともかなわず、避難生活の疲労も重なり、住民にとっては厳しい状況です」と報じた。

 現地入りした下村彩里アナのリポートを受けた大越氏は「現場でも取材した私は今日帰ってきたんですけど、この佐賀関の町というのは半島の付け根に住宅が密集する形なので、非常にコンパクトな分、避難場所になっている市民センターから火災の現場までもすぐ歩いていける距離なんですね」と説明。

 「ですから、その分、(被災者が)住宅を見に行きたくても行けないもどかしさがある」と続けると「しかも火の粉の中を逃げてきたわけで、まさに着の身着のままという方が多くて…。今、避難生活の中で疲れも、不安もピークに来ていると思います。簡易ベッドを始めとして生活への環境も少しずつ改善しつつあると思いますので、どうか今しばらくお体に気を付けて、お過ごしいただければと思います」と呼びかけていた。

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