ダンス&ボーカルグループのGENERATIONSが20日、都内で行われたグループ初のドキュメンタリー映画「GENERATIONS:The Documentary」(21日公開、松永大司監督)の公開前日SPイベントに出席した。

 昨年メンバーの脱退を経て新体制となったGENERATIONSが、様々な不安や葛藤を抱えながら新たなスタートを切る瞬間や、昨年の全国アリーナツアーの公演ごとの心境の変化が収められ、リアルな表情が明らかになる。

 メンバーの白濱亜嵐は「これは全てのボーイズグループに起こりうる話」。佐野玲於は「ある6人の『人間』に迫った物語」と話した。

 白濱亜嵐「ボーイズグループのドキュメンタリー映画といえば、苦労をして、スターダムに登り詰めるまでの内容がスタンダードかと思うのですが、この映画はグループの人数が変わったその日からカメラを回し始めた、10年以上続いた僕たちの大きな転換点にフォーカスを当てた映画です。これは全てのボーイズグループに起こりうる話であり、熱狂のその先にある覚悟を決める瞬間を松永監督が一つの作品に収めてくださりました。ぜひご覧ください」

 片寄涼太「監督は余計な編集を入れず、ありのままの私たちをむき出しに映しだしてくれました。完成した作品を見た時は、メンバーのこと、グループのことなどに個人的に不安を抱き、メンバーに集まってもらい、本当に公開しても大丈夫か話し合う時間をいただきました。その時間があったからこそ、全員が胸を張って見てもらえる作品に仕上がったような気がしています。日本の音楽グループにこんなチームがいることを、1人でも多くの方に知っていただけたらうれしいです」

 数原龍友「夢や希望を届ける使命がある自分たちが、あまりお見せするべきではない姿がこの映画には残されています。美しい、華やかな部分だけではなく、自分達のリアルを見ていただきたいと覚悟を持ってお届けする作品です。この作品をご覧になった方が『今まで以上の愛でこのチームを応援したい』、そう思っていただけたのであれば自分達の覚悟が報われます。ぜひ受け取ってください」

 小森隼「完成を見た時にメンバーのインタビューを聞き、驚いたことばかりでした。同じ時間を過ごして、同じ想(おも)いを共有していたけど、それぞれが心の中で思っていたことはこんなにも違うのかと。

普段では絶対に知り得ない自分自身の外側。スクリーンを通して見た時に、また違う自分に出会えるような気がします。緊張感があるドキュメント映画ができました。松永監督には感謝しかありません」

 佐野玲於「GENERATIONSの活動を通して出会った松永監督に、10年弱の時を超えて今、切り取ってもらうリアル。松永監督がスクリーンにしてくれたからこそ、GENERATIONSのドキュメンタリーだけには留まらない一つの“映画”になりました。GENERATIONSのドキュメンタリーでもありますが同時に、ある6人の“人間”に迫った物語です」

 中務裕太「メンバー、一人ひとりの葛藤と苦悩をありのまま話しています。アーティストという1つの生き方を選んだ覚悟と、その中で生き抜いていく難しさが表現されたリアルな内容です。GENERATIONSの生きざまをたくさん感じていただけるとありがたいです」

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