6月3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日、東京ドームで行われる。

 「関係者の部」と「一般の部」の2部制で実施されるお別れの会。

「関係者―」は野球界の関係者だけでなく、政界、経済界など、長嶋さんと関わりのある人が多数参列予定。応募の中から選ばれた6000~7000人のファンも2階席から観覧できる。

 式典は10時30分開会予定だが、早朝からファンが足を運んだ。列の先頭に並んでいたのはファン歴20年以上という丸山さんで、長嶋さんが監督を務めた2004年・アテネ五輪のジャージーを着用して並んだ。前日に都内のホテルに宿泊し、歩いて東京ドームへ。友人とともに午前4時30分ごろから並んでいたという。

 祖父の影響でジャイアンツが好きになり、過去の資料や映像を通して長嶋さんが好きになった。一番印象に残っているエピソードを聞くと、悩みながらも「(2000年の春季)キャンプの初日の背番号3が復活した時です。あの一瞬だけでお客さんを沸かせることができるんだって。あの大歓声に勝るものはないと思います」と明かした。

 「長嶋さんは日本プロ野球の象徴」と語る丸山さん。「『野球界のために尽力してくださってありがとうございました。

これからも見守ってください』と伝えられたらなと思います」とうなずいた。

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