◇「兵庫県東西支部3年生親善大会」(11月15日・明石トーカロ球場) ◆中学3年生の部・決勝 三田ボーイズ4-3龍野ボーイズ

 三田ナインの笑顔が夕日を浴びて輝いた。3年生にとって最後の大会で優勝。

小山主将は「いつも先制点が取れなかったけど、準決勝では初回に7得点。決勝は集大成のつもりで楽しんだ」と仲間と喜び合った。

 終盤のチャンスを見事につかんだ。同点にされた直後の6回、先頭の1番・香西が「自分の力でどうにかしたかった」と右越え三塁打。続く土屋の中前適時打が、決勝点になった。この試合3打数3安打1打点で最優秀選手賞に輝いた2番打者は「いい思い出をつくれた」と目尻を下げた。

 〇…龍野は惜しくも優勝を逃したが、ライバル相手に強さを見せた。

 準決勝で明石に完封勝利。強力打線を2安打に抑えきった岩木は「絶対に点をやらない気持ちだった」と胸を張った。左腕の快投に打線が応えのは7回。玉石、石田の連続三塁打と春田のスクイズなどで3点を挙げた。村岡主将は「準優勝は悔しいけど、完封勝ちはいい思い出になった」と満足そうだった。

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