21日に「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が東京ドームで行われ、元スポーツ庁長官の室伏広治氏が出席。取材に応じ「周りを、みんなを喜ばせてくれる方だった。

我々もそれを受け継いで、また頑張っていきたい」と思いを語った。

 1991年の世界陸上東京大会。男子100メートルで当時の世界記録を樹立したカール・ルイス(米国)に、リポーターを務めていた長嶋さんが「ヘイ、カール!」と声をかける名シーンが生まれた。「世界陸上だったり、どのスポーツも愛している方でしたので。どのスポーツも応援していただいて、陸上もそうですけど、全てにおいて明るく前向きで、そういうエネルギーをたくさんいただきました」と室伏氏。6月には「ヘイ、カール」の名言を、当時高校2年生で現地で聞いていたことも明かしていた。

 この日、俳優の北大路欣也が「お別れの言葉」の中で、99年にドラマ「宮本武蔵」に出演後、長嶋さんから激励の手紙をもらっていたエピソードを明かした。偶然にも「私も、北大路欣也さんにお手紙を書いたことがあって。同じ時に、同じものを見ていたと思います」と室伏氏。「長嶋さんのお話は北大路さんにも聞いていて、同じだなと思いました」と、思いをはせていた。

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