大相撲九州場所13日目(21日、福岡国際センター)

 東前頭5枚目・義ノ富士(伊勢ケ浜)が3敗と好調だった西前頭14枚目・時疾風(時津風)を下し、9勝目を挙げた。立ち合いで受け止める形となり、巻き替えにいったところで上手投げを食らったが、こらえて逆襲に転じ、寄り切った。

立ち合いは迷いもあったといい、「中途半端になった」と反省。「しっかり勝てて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 12日目は大関・琴桜(佐渡ケ嶽)を一気に土俵際まで押し込みながら敗れ、優勝争いから大きく後退する4敗目を喫した。それでも「大関だったので。悔しかったけどあそこまで持っていけたので、そこまで引きずることなく気持ちを持っていけた」という。2場所ぶりの2桁白星に王手をかけ「勝ちにこだわっていきたい。気合入れていきます」と意気込んだ。

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