歌手のAIがデビュー25周年を迎え、21日に自身初となる著書「ひとりじゃないから」を発売した。このほどスポーツ報知の取材に応じ、著書に込めた思いや活動に対する考えなどを語った。
ハイトーンな声や晴れやかな表情。時折、笑い声を含みながら話を進めるAIからは、ハッピーオーラが漂う。誰とでもフランクに接し、親しみやすさを感じさせる振る舞いは、多くの人が抱いているであろうイメージと何一つ違わない。
これまで手がけてきた楽曲も、聴く人の背中を押す明るいものが多い。その理由を問われると「前向きなメッセージ以外届けてどうするの?って感じ」と即答しつつ「私もイライラしているときもあるし、暗いときもある。全くしゃべらないときもありますよ」と明かした。「その中でも自分がもらった言葉とか、人が言ってて『本当にそうだな』と思った言葉で乗り越えられたこともある。ネガティブな想像をすることもあるけど、そうなりたくないから、そういう(前向きな)言葉を言ったりすることが多いです」。自分が支えられたように、誰かの生きる糧になればとポジティブなメッセージを込めた曲を届けてきた。
今回発売した著書「ひとりじゃないから」も、自身が大切にしている“言葉”にフォーカスして作成。これまでの人生で印象に残った言葉の一つひとつを1ページずつ紹介しており「自分から出たものよりも、やっぱり人からもらってすごく良かったなと思う言葉が多いです」と目を細めた。
制作過程では、自身の軌跡を3日間かけて著書の編集担当者に語りながら回想。
ほかにも、これまで世に出していない写真も掲載するなどAIの全てを詰め込んだ一冊が完成。楽曲同様、誰かを勇気づけるような作品に仕上がり「迷ってたりとか、元気ない人がいたらこの本を読んでほしいです」と呼び掛けた。
今年でデビュー25周年。現在は仕事と並行して2人も子育てにも奔走する。
第2子を出産した2018年からの数年は、仕事と子育ての両立に頭を悩ませたという。「子どもをケアしてあげたいのに、仕事に行かないといけない。悩みながら仕事に行くのはすごくストレスだったんです」。子どもが散らかした家を片付ける暇もなく仕事に向かうことも日常茶飯事。心の負担は増すばかりだった。
それでも、周囲から向けられる優しさで何とか持ちこたえた。「バスで子どもを抱えて乗っていたら、おばあちゃんが席を譲ってくれたり。優しい人はそこら中にいて、自分も助けられてることに気づくんです」。
さらに、そのタイミングで訪れたコロナ禍も味方した。ライブ活動の制限など仕事面での不自由は全く望ましくなかったが、子育て面においては「うれしい時期でした」と振り返る。「自分の子どもたちとずっといられるという幸せ。一緒に遊んだりもするし、ご飯もヘルシーなもの食べさせられるし、コロナ禍が心を穏やかにしてくれました」とほほ笑んだ。
子どもの成長とともにコロナ禍も過ぎ、今年は25周年を記念したツアーを開催。5月から約半年間かけて全国を巡ってきた。
24日には、東京・日本武道館でツアーファイナルを迎える。既に客席チケットは完売しているが、配信チケットは発売しており「すごい感動があるので、いろんな人に見てほしいです」とアピールした。
同時に、「だんだん年齢も重ねてきたし、いつが最後になるかわからない。
そこには、強い信念があった。「見てくれる人が『去年の方が良かったな』となってほしくないんですよね。いつも、今やってることがベストでありたい」。近いうちに引退を考えているわけではないが、誰しも永遠はあり得ない。「踊りながら歌うってなかなかどこまでできるかわからない。だから、配信も一応見といてほしいなと(笑)」。だからこそ、明るく全力で今を生きている。

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