ドジャースが21日(日本時間22日)、今年6月に右肘トミー・ジョン手術を受けたE・フィリップス投手(31)に来季の契約を提示せず(ノンテンダー)、FAとなる予定だと複数の米メディアが報じた。

 今季年俸610万ドル(約9億5000万円)だった右腕は、リハビリに大半を費やすことが予想される来季も年俸調停を通じて600万ドル(約9億4000万円)を超えることが見込まれる中、球団はコストを抑えた上で再契約を目指す方針だという。

 地元紙「LAタイムズ」によると、フリードマン編成本部長は「我々は彼の代理人と何度もやり取りを重ねた」とし、「手術明けの彼は難しい状況であり、時間をかけ、リハビリが明けてマウンドで投げた後に契約を目指すだろう。彼はこれまでの我々の成功の大部分を担ってきており、彼を呼び戻すことについての話し合いを続けるつもりだ。エバン(フィリップス)が自分と家族にとって最善のものを決めるために、この時間を取ることを我々は尊重している」と話した。

 フィリップスはド軍移籍2年目の22年から昨季まで3年連続で60試合以上に登板。23年には24セーブを挙げ、昨季も18セーブとリリーフ陣を支えてワールドシリーズ制覇に貢献した。今季は7試合の登板にとどまったが、右肘手術から復活すれば貴重な戦力になるはずだ。

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