オリックス・吉田輝星投手が22日、大阪市此花区の選手寮で契約を更改し、900万円ダウンの年俸2800万円でサインした(金額は推定)。7年目の今季は3月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、プロ初の1軍登板なし。

地道なリハビリ生活を過ごし「腕が伸びるようになったり、小さな当たり前のことに喜びを感じながら過ごして1年だった」と振り返った。

 経過は順調で、来季は開幕1軍を目指している。秋季キャンプではブルペン投球も開始。遠投も約90メートルまで伸びており「強度も上がってきており、いいリハビリができている」と実感した。キャッチボールの感覚にも納得。「球筋が明らかに変わっている。プロに入ってから自分の中では見たことのないような球筋に戻ったというか。高校時代はこんな球筋だったかなと久しぶりに思い出したような感じ。もしかしたら、1年目から少し不具合が起きていたのかなと思いました」と明かした。

 「今までで一番いい状態で復帰できるのがベスト。来年は2年分の活躍ができるように」と宣言。日本ハムからトレードで移籍1年目だった24年は50登板で自己最多4勝、14ホールドの好成績を残したが「昨年と同じくらいの試合数を。

50試合というのは『復活したよ』という目安になると思う。防御率もホールド数も去年を超えたいです」と誓った。

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