大相撲九州場所14日目(22日、福岡国際センター)

 東幕下22枚目・矢後(押尾川)が西18枚目・豪刃雄(武隈)に寄り切られて3勝4敗。2場所連続の負け越しとなった。

 立ち合いから豪刃雄の突っ張りを受けてしまった。胸を赤く腫らした矢後は東支度部屋の前で「いいところがなかったですね」と振り返った。

 今場所は1勝3敗の追い込まれた局面から、2連勝して3勝3敗の五分に戻したが、1年納めの相撲で悔しい黒星を喫した。

 それでも、表情は暗くなかった。今夏ぐらいから体調が戻り、土俵での稽古を本格的にこなせるようになった。31歳でも伸びしろはある。「また全部を見直して、頑張っていきたい」という声にも張りがあった。

編集部おすすめ