◆第105回 天皇杯▽決勝 神戸―町田(22日・国立)

 天皇杯連覇を目指す神戸は、前半を2点ビハインドで終えた。

 先発メンバーには、準決勝・広島戦(パナスタ)と同じ11人が並んだ。

広島と同じく、強度が大前提にある町田。試合開始から肉弾戦の色が濃い展開となった。前半6分、警戒していたスローインからピンチを招き、クロスを頭で押し込まれて先制を許した。少し落ち着かせながら、試合を進めると、同22分。宮代大聖、井手口陽介酒井高徳と渡り、クロスを送る。相手DFにクリアされるが、そのボールに詰めていた井手口が左足を合わせてシュートを放った。相手GKにセーブされるが、徐々に攻撃の形をつくっていく。町田の前からのプレスと5バックに圧力を受けながら、サイドにボールを展開してチャンスメイク。中盤でボールを奪い、ショートカウンターにつなげるいつもの形でゴールに迫った。

 流れをつかめてきた同32分、中盤の攻防で奪われてから最終ラインへパスを通される。受けた相馬勇紀に決められ、追加点を献上した。その後はなかなかシュートまでいけない時間帯が続き、スコアはそのままで前半が終了。

国内のチーム相手に前半で2点を先制されたのは5月25日の清水戦(2●3、アイスタ)以来。FW大迫勇也という切り札を残しながら、劇勝での連覇に向けて後半を迎える。

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