オリックス・吉田輝星投手(24)が22日、秋田・金足農時代の直球復活を宣言した。大阪市内の選手寮で契約を更改し、900万円減の年俸2800万円でサイン。

3月に右肘内側側副じん帯再建術を受けた今季は7年目で初の1軍登板なしに終わったが、リハビリは順調で「プロに入ってから、見たことがないような球筋に戻ったというか、高校時代以来」と、現状を明かした。

 すでにブルペン投球を開始。遠投も90メートルまで伸びている。術前と比べ「ホップ成分が上がったり、回転数も増えた」と手応え。何よりもキャッチボールの感覚に笑顔を見せた。「下に潜ってから上がっていくような球。プロで投げたことはなかった。もしかしたら、1年目から(肘に)少し不具合があったのかも」。18年夏の甲子園準優勝右腕。当時の球質とプロ入り後のパワーアップにより「今までで一番いい状態で復帰を」と“超回復”を誓った。

 開幕1軍を目指し、春季キャンプ中の実戦を想定。昨季50登板の右腕は「50試合は『復活したよ』という目安。

2年分の活躍を」と意気込んだ。(安藤 理)

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