◆サッカー◇高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海 第16節 東海大静岡翔洋1―1浜松開誠館(22日・TOKAIブルーオーシャンフィールド)

 約1か月ぶりにリーグ戦が再開し、3位の浜松開誠館は後半41分に追いつかれ、東海大静岡翔洋と1―1で痛い引き分け。2位との勝ち点差が5に開き、プレミアリーグプレーオフ(PO、12月12日開幕・広島)進出が厳しくなった。

 開誠館は逃げ切れなかった。後半41分にゴール前で相手を倒してしまい、4枚の壁越しにFKを直接決められた。その後も前線からボールを追って必死に攻め込んだがドロー。勝ち点3を逃し、イレブンは厳しい表情で肩を落とした。

 15日の全国高校選手権静岡県大会決勝で藤枝東を下し、3年ぶりの優勝を飾って、「次はプレミア昇格」と目標を切り替えていた。だが残り2試合で2位の磐田U―18との勝ち点差は5に。「絶対に勝たないといけない試合だった」とFW松下蓮(3年)は声を絞り出した。

 立ち上がりから押していた。前半11分に左サイドバックの浜中伊吹(3年)がクロスを上げ、飛び込んだ松下がヘディングシュート。県選手権では出番の少なかった2人の連係で、先制点を挙げた。「気持ちが入っていました」(松下)。

 だが、その後は追加点を奪えず、試合終了間際に落とし穴が待っていた。

後半31分にベンチに下がった松下は「前半のチャンスで1点しか取れなかったのが反省点。終盤はプレーの精度が落ちた。まだまだです」と気を引き締めた。残り2試合、勝利にこだわって戦う。(里見 祐司)

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