MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、メッツのトレードに関する特集記事を掲載し、今オフの放出がうわさされている千賀滉大投手(32)についても言及した。

 同サイトは「表面的には『なぜメッツがそんなことをするのか?』という疑問を呼び起こす」としながらも、「メッツには十分な先発ローテーションの層があるからだ。

さらにその後ろには次世代の投手有望株も控えている。千賀はそのグループの誰にも劣らない上振れの可能性を持つ一方、通常6試合に1度しか投げないというこれまでの登板間隔の歴史を踏まえると、ローテーションを複雑にしてしまう。彼をトレードすることで、メッツはより確固たる信頼性を長く示してきたエース級の投手を獲得するための枠を空けることができる」と説明した。

 千賀は22年オフにソフトバンクから海外FA権を行使し、5年総額7500万ドル(約103億円=当時のレート)でメッツに移籍。1年目に12勝7敗、防御率2・98をマークしたが、2年目の昨季は右肩の張りで開幕から負傷者リスト(IL)に入ると、7月の復帰戦で左ふくらはぎを痛め、レギュラーシーズンは1登板に終わった。3年目の今季は序盤戦で防御率トップを争う投球を見せていたものの、6月のナショナルズ戦で一塁ベースカバーの際に右太もも裏を肉離れしてIL入り。7月に戦列復帰したが、本調子の投球からほど遠く、再調整のため3Aに降格した。エースとして期待されながら、22試合で7勝6敗、防御率3・02だった。

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