大相撲九州場所千秋楽(23日・福岡国際センター)

 横綱・大の里(二所ノ関)が、九州場所千秋楽を休場した。日本相撲協会に「左肩鎖関節脱臼」の診断書を提出し1か月の安静が必要と記された。

 師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は13日目の関脇・安青錦(安治川)戦で痛めたと明かし「今朝稽古場で体を動かしてみたが、本人とも話して無理させずに休ませることにした。千秋楽の休場なので大変申し訳ない」とコメント。11月末から始まる冬巡業に関しても「たぶん、休場の方向になります」と説明した。

 この日朝、福岡市西区にある稽古場は非公開。普段は窓を開け、ファンが敷地外から見学しているが締め切られブラインドのようなもので中の様子は全く見えなかった。

 大の里の休場は初めて。14日目の取組後には左肩付近を気にする様子を見せていた。トップ3敗で並んでいた対戦相手の横綱・豊昇龍(立浪)は不戦勝となる。同じく3敗の安青錦が、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に勝てば、豊昇龍との優勝決定戦となる。

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