◆明治安田J2リーグ▽第37節 大宮1―2徳島(23日・NACK5スタジアム大宮)

 3位の大宮はホーム最終戦で5位の徳島に1―2で敗れ、自動昇格の可能性が消滅した。

 宮沢悠生監督が指揮を執る9月27日の磐田戦(4〇3)以降、6試合で5勝1分けと好調を維持する中、迎えたホーム最終戦。

チケットが6日の時点で完売しており、ホームアドバンテージを受けた中で迎える大一番で先制したのは大宮だった。前半14分。MF小島の左足でふわりと浮かせたパスを、FWサンデーがエリア内で巧みに右足で合わせて豪快なシュートをゴール左へ決めて先制した。

 その後もサンデー、カプリーニを中心にゴール前に攻めるが決定機を作れず。前半28分に徳島のFWバルセロスにエリア内で決定的なシュートを打たれるもGK加藤がビッグセーブを見せたが、同30分、一瞬の隙を突かれ、徳島のMF渡に左足シュートを決められて同点に追いつかれる。

 さらに同34分にはFWバルセロスに勝ち越し点を奪われて4分間で逆転を許した。

 大宮は同39分にサンデーがゴール前でフリーでシュートを放つも徳島GK田中に阻まれる。このまま前半は1―2で折り返した。

 1時間早く開始した試合で2位長崎が首位水戸を2―1で下したため、負ければ自動昇格のなくなる大宮は、後半立ち上がりからカプリーニを中心に猛攻を仕掛ける。

 後半16分にFW杉本、MF泉、MF谷内田を投入し、さらにギアを上げると、直後には谷内田がゴール前でシュートを放つも枠から外れる。さらに右からのクロスをFW杉本が頭で狙うも枠は捉えられず。

 同31分には杉本の落としを谷内田が右足で狙うも左ポストに阻まれる。

さらに同36分にエリア内でMF小島が左足シュートを放つもDFにブロックされる。

 その後も攻撃に圧力をかけて攻め続けるがゴールが遠く、痛恨の敗戦。勝利した徳島は4位に浮上し、2位水戸と勝ち点3差とし、最終節に自動昇格の可能性を残した。

 【J2上位順位表】

 〈1〉長崎 勝ち点69

 〈2〉水戸 勝ち点67

 〈3〉千葉 勝ち点66

 〈4〉徳島 勝ち点64

 〈5〉大宮 勝ち点63

 〈6〉仙台 勝ち点62

 〈7〉磐田 勝ち点61

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