◆明治安田J2リーグ▽第37節 長崎2―1水戸(23日・ピースタ)

 2位の長崎は、ホームで首位の水戸に2―1で競り勝ち、“J2頂上決戦”を制して水戸をかわして首位に浮上した。水戸は2位に後退した。

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 勝てばJ1昇格と優勝が決まっていた水戸が敗れたこともあり、昇格争いは異例の大混戦状態となった。

 水戸を破った長崎は首位に立ったものの、3位千葉が勝利したため昇格は決まらず。J2は自動昇格の2枠が決まらないまま、最終節を迎えることになった。

 自動昇格の可能性が残るのは4チーム。長崎は水戸戦の勝利により、2位水戸に勝ち点1差、3位千葉に同3差で最終節へ。J2屈指のタレント軍団は、次節のアウェー徳島戦で引き分け以上で昇格が決まる。負けた場合は、他会場の結果次第となる。

 水戸は痛恨の2連敗となり、足踏みが続いているが、次節のホーム大分戦で勝利すれば無条件で昇格が決まる。引き分け、負けの場合は他会場次第。

 敵地で大分を1―0で下し、自動昇格の可能性を繋いだ3位の千葉は、次節ホームに今治を迎える。大宮との上位対決を1―2で制した徳島も、4位浮上でわずかながら可能性を繋いだ。最終節はホームに首位・長崎を迎える。

 大宮は痛恨の黒星により、2位以内が消滅。昇格プレーオフでのJ1返り咲きを狙うことになった。

 ◆J2上位順位 ⑴長崎(勝ち点69、得失点+19)、⑵水戸(勝ち点67、得失点+19)、⑶千葉(勝ち点66、得失点+17)、⑷徳島(勝ち点64、得失点+21)

 ◆J2最終節の上位陣対戦(29日) 徳島―長崎(鳴門大塚)、水戸―大分(Ksスタ)、千葉―今治(フクアリ)

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