大相撲九州場所千秋楽(23日・福岡国際センター)

 横綱・豊昇龍(立浪)が優勝決定戦で、新関脇・安青錦(安治川)に送り投げで敗れ、昇進5場所目での横綱初Vを逃した。豊昇龍は低く当たり、突っ張っていったが、安青錦を起こせず、引いてしまい、背後に回られ、投げられた。

豊昇龍は、この日から休場となった横綱・大の里(二所ノ関)に不戦勝とし、12勝3敗。安青錦が、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に勝ち、3敗で並び、優勝決定戦にもつれ込んだ。

 豊昇龍は今場所、初日に東前頭筆頭・伯桜鵬(伊勢ケ浜)、6日目に西前頭2枚目・若元春(荒汐)に敗れ、早くも2敗となった。だが、7日目以降は、鋭い立ち合いから、速い攻めで持ち直し、7連勝で優勝争いに加わった。前日に続き、安青錦に“連敗”となった。

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