川崎は23日、GK安藤駿介が今季限りで引退すると発表した。安藤は川崎の下部組織から2009年にトップ昇格し、プロ生活17年。

2013年は湘南でプレーした。J1通算リーグ15試合に出場。12年ロンドン五輪(4位)のメンバーでもある。誠実な人柄と、常にチームを第一に考える献身的な姿勢で、出場数以上にチームメート、スタッフ、ファン・サポーターから愛された選手だ。

 安藤はクラブを通じて以下のようにコメントした。

 「コンディション面ではまだプレーを続ける選択肢もありましたが、フロンターレ以外でプレーする自分を想像することができず、契約満了を迎えるこのタイミングで引退することを決めました。

 アカデミー時代から数えると23年間、トップチームでは17年間、同じクラブでプレーできたことを心から誇りに思っています。17年間という時間は長く感じますが、必死に走り続けてきたからこそ、振り返ればあっという間でもありました。

 ここまでの道のりには本当にさまざまな出来事があり、とてもこの場だけでまとめられるものではありません。

 長い間プロとしてプレーを続けることができたのは、何より人と環境に恵まれたおかげです。クラブ関係者の皆様、一緒に戦ってきた仲間、そしてどんなときも支えてくださったファン・サポーターの皆様に、心より感謝いたします。

 あらためてお話しする機会があると思いますので、今日は簡単なご報告に留めさせていただきます。

 また、湘南ベルマーレに関わる皆様。

 2013年の1年間がなければ、ここまで長くプロ生活を送ることはなかったと思います。当時、チームに貢献することはできませんでしたが、自分にとって欠かすことのできない時間の一つです。本当にありがとうございました!

 最後になりますが、シーズンはまだ続いています。

 最後までケガなく、チーム一丸となって戦う姿勢に変わりはありません。残り2試合も、引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。

 23年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました」

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