巨人前監督・原辰徳さんが23日、元巨人・斎藤雅樹さん、横浜(現DeNA)、ソフトバンクで活躍した大分出身の内川聖一さんとともに大分大学医学部付属病院を慰問した。“Play Smile~野球で未来に笑顔を~”をスローガンにした「サンリオベースボールアカデミー」の社会貢献活動の一環。

24日に野球教室が同市の別大興産スタジアムで行われるのに先立ち、講師代表の3人が小児患者と交流した。

 ハローキティが子供たちの集まったプレイルームに姿を見せると、場は一気にほのぼのとした空気に包まれた。サンリオグッズがプレゼントされ、みんなで記念撮影。原さんは一人一人に「何歳?」「頑張れ、頑張れ」などと話しかけつつ一緒に写真に納まった。

 その後は、軟らかいボールを使っての“野球指導”。子供たちは照れくさそうにしながら、講師とのキャッチボールを楽しんだ。そして講師陣からサインボールのプレゼント。うれしそうにボールを握りしめる姿を、保護者や医療スタッフが温かい目で見つめていた。

 「実は僕も高校時代にこの病院に入院したことがありますが、その時にやはり笑顔は大事だと思いました。きょう(ハロー)キティが(部屋に)入ってきて、みんながパッと明るい表情になったことがすごくうれしかったです」と内川さん。原さんも「先生やスタッフの人を信じて、感謝の気持ちを持って過ごすと早く元気になれると思います。笑う門には福来たる、です」と激励して病院を後にした。

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