MLBが公式Xで連日発表している「Top Plays of 2025」は23日(日本時間24日)、80位から71位が公開され、ドジャース大谷翔平投手(31)が前日の85位に続いて73位に入った。

 9月16日(同17日)の本拠地・フィリーズ戦で、大谷は2点を追う8回先頭。

右腕ロバートソンのカットボールを捉えると、角度37度と舞い上がった打球が右翼の敵軍ブルペンに飛び込んだ。3試合ぶりの50号ソロで史上6人目の2年連続50本塁打を達成した(今季はヤンキース・ジャッジが7人目の達成)。

 23年9月の右肘手術から今年6月に投手としても復帰した大谷は、当日は二刀流出場。5回無安打無失点の快投を見せ、初回には今季50個目の奪三振も記録した。昨季は史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を成し遂げたが、今季も史上初となる「50―50」(50本塁打、50奪三振)に到達し、また新たな領域に足を踏み入れた。

 同ランキングはMLBが公式Xで毎年カウントダウン形式で発表。昨年は大谷の「40―40」が3位、「50―50」が2位、1位はワールドシリーズ第1戦で同史上初の逆転サヨナラ満塁弾を放ったフリーマンが選ばれた。今季はポストシーズンでも大活躍を見せた大谷だが、ワールドシリーズMVPの山本由伸投手(27)が“タイトル”に向けて強力なライバルになるかもしれない。

 なお、前日に85位に選ばれたのは、4月2日(同3日)の本拠地・ブレーブス戦で、大谷は5―5の9回1死からセンター左へ3号サヨナラ弾。エンゼルス時代に同僚だったイグレシアスを打ち砕いたことで最大5点差を逆転し、前年ワールドシリーズ覇者として史上初の開幕8連勝を完成させた一本だ。

 当日は今年初めて開催された大谷の「ボブルヘッドデー」で、試合後には「ボブルヘッドデーなんだからホームラン打てよ!」とヤジを飛ばされていたことを明かしていた。自身が出演しているCMで見せるしぐさで、今季のチーム全体のパフォーマンスとして定着した「デコルテポーズ」を初披露した日でもあった。

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