レイズなどで活躍し、ドジャースにも在籍した12年サイヤング賞左腕のD・プライス氏が23日(日本時間24日)、MLBネットワークの番組に出演し、佐々木朗希投手(24)に期待をかけた。

 07年ドラフト全体1位でデビルレイズ(現レイズ)に指名された左腕は、08年9月にメジャーデビュー。

レギュラーシーズンは5試合で1先発と経験を積んだが、ポストシーズンでも才能を発揮。新人ながら守護神を任されるなど5試合で1セーブ、防御率1・59と球団史上初となるワールドシリーズ進出に貢献した。09年以降は8年連続2ケタ勝利の大エースとなり、20勝を挙げた12年にはサイ・ヤング賞を初受賞。通算157勝を挙げた。

 朗希はプライス氏の1年目と似ている部分があり、レギュラーシーズンでは右肩痛で長期離脱したことから10試合(8先発)で1勝1敗、防御率4・46にとどまったが、シーズン終盤のリハビリ過程で一時的な救援転向を決断。ポストシーズンではリリーフ陣の不振に苦しんでいたチームを救い、守護神として9試合で2ホールド3セーブ、防御率0・84とドジャース史上初のワールドシリーズ連覇に貢献した。来季からは先発復帰することが決まっている。

 プライス氏は自身の1年目を振り返り「ポストシーズンの舞台で投げるためにも、メジャーに残るためなら何でもやっていたと思います」とし、「若い年齢でポストシーズンを味わうことは本当に大きい。クラブハウスの一員でいること、フィールドでみんなと一緒にいること、大きなアウトをいくつか取ること。それを朗希はやることできた」と説明。「彼にとって大きな自信になると思います。なぜならシーズン序盤、彼が(故障などで)落ち込んでいたのを知っているからです。

彼は自分が期待していた結果を得られていませんでした。しかし、彼は立ち直って、マイナーでいくつかのことを見つけ出して健康な状態で戻ってきた。そしてポストシーズンでドジャースにとって最大級のアウトをいくつか記録したことは彼にとって大きいです」と話した。

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