俳優の菅田将暉が24日、都内で行われたNHKの放送100年特集ドラマ「火星の女王」(12月13日・後10時スタート、全3回)の取材会に出席した。

 同局が放送100年を機に展開する「宇宙・未来プロジェクト」の一環として放送する大型特集ドラマで、直木賞作家・小川哲氏の同名小説が原作。

100年後の火星を舞台に、最新の映像技術で描かれる本格SFドラマだ。

 菅田は、主人公・リリの恋人で、火星を支配する組織・ISDA(イズダ)日本支局の若手職員・白石アオト役。スケールの大きい台本に「最初理解するのにむっちゃ時間かかった」と圧倒されたという。その上で「ロマンと愛がいっぱい詰まっている物語。あふれている熱量をすごく感じるストーリー」と魅力を語った。

 火星に行ってみたいかを聞かれると、当初はあまりの遠さに「行きたくないかなあ」と消極的。それでも「重力の感じとか興味はあります。簡単に行けるならいいかも。『ちょっと髪切ってくるわ』のノリで行けるならね…。そう言いながら、どんどん行きたい気持ちが出てきた」と乗り気になっていた。

 視覚障害がある火星生まれのリリを演じたスリ・リンとは、ギターを通じてコミュニケーションを深めた。「初めて顔を合わせた時、リンさんがギターの練習をしていた。

一緒に触って遊んでましたね。日本語という言葉、障害がある体のお芝居、ギター、歌と、いっぱいミッションがあって四苦八苦してるのかなと思ったら楽しそうにしてくれた」と振り返った。

 ほかに共演者のシム・ウンギョン、岸井ゆきの滝藤賢一が出席した。

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