巨人の園田純規投手が24日、今季を振り返り収穫と課題を挙げた。育成2年目の20歳は今季、6月14日のイースタン・ヤクルト戦(戸田)で公式戦初登板初先発。

5回1失点の好投で初勝利を挙げると、シーズン終了まで無傷の8連勝で防御率1・42。2軍のエース格へと成長した。「どうやったらバッターを抑えられるのか、逆にどういう球を投げたら打たれるのか、1年間通して体でわかった」と収穫を手にした一方、「まだ体も弱いし、もっと真っすぐも強くないと。まだまだ1軍で戦うには物足りない」と課題を口にした。

 オフシーズンは球速アップと直球の強さを課題に挙げ、体重増を試みる。「食事もしっかりとって、ウエイトも欠かさずやらないと。すぐに増えるわけではないので、地道に体を作って、開幕した時には万全な状態でいけるように」と、現在の82キロからプラス5キロを目標としている。

 来季は支配下昇格、1軍での登板を狙う右腕は「結果を残すことだけ考える。それが2軍であろうと、支配下になって1軍で投げることになったとしても、そこは変わらない。どういう環境になっても戦えるタフさを求めてやりたい」。順調なステップを踏んだ2年目。自らを見つめ直すオフシーズンを経て、飛躍の3年目へとつなげる。

編集部おすすめ