22年北京五輪のスノーボード男子ビッグエア(BA)4位の国武大晃(ブックオフ)が24日、来年2月開幕のミラノ・コルティナ五輪代表選考を兼ねた今季最初のW杯(中国・張家口)出場に向けて羽田空港から出発した。

 昨夏に椎間板の部分断裂を負って以来、2季ぶりのW杯復帰戦へ「五輪が自分の中で最終的な目標にある。

ここで踏ん張って、また返し咲きたい」と強い決意を込めた。

 2度目の五輪出場となった22年北京大会ではBA男子で日本勢最高の4位に入った。3度目の舞台でメダルを目指していた中で、昨夏に腰を痛めた。ミラノ・コルティナ五輪代表選考レースが始まった昨季は、W杯出場がかなわなかった。それでも今年7月にリハビリを開始し、10月の欧州合宿の雪上に戻った。現在も痛みを抱えるが、周囲の応援も感じ、目標の五輪への思いは消えなかった23歳は「まだ痛いけど、くよくよしていられない。けがするかもというリスクを背負いながらも、悔いなくやりたい」と語った。

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