来年での「活動満了」を発表している音楽ユニット「orange pekoe」(オレンジペコー)の公式サイトが25日に更新され、ラストライブが来年3月1日に決まったことを報告した。このコンサートをもって25年間の活動に幕を閉じる。

 同ユニットは今年10月3日に参加した「第36回高崎音楽祭」のステージで、来年のライブをもって活動終了することを電撃発表。ボーカルのナガシマトモコは「来年のラストライブまでの活動で、いったん幕を引こうかというふうに決断しました。それは、私たちの心の中では、『活動満了』。解散とか終了ということではなくて、活動満了っていう気持ちがありまして」と語り、「満了」と表現した。

 そしてこの日、公式サイトで「ラストライブ詳細発表&先行予約開始!!!」と題して「​orange pekoe、最後のライブが決定しました!」と報告。日にちは来年3月1日で、場所はKT Zepp Yokohama。最後のコンサートのタイトルは「orange pekoe with the Big Band Party Night FINAL!!!」で、「伝説のビッグバンドライブが復活&フィナーレです!!日曜日の早めのお時間になりますので、ぜひ全国の皆様のお越しをお待ちしております。最後の夜を、みんなで一緒に過ごしましょう!!!」と呼びかけた。

 ナガシマは自身のX(旧ツイッター)を更新し「今回横浜のみで、他の地方にorange pekoeとして最後に行けなくてごめんなさい。色々考えていたのだけど環境的にクリアできず、最善を考えて、ラストはビッグバンドライブで満了することになりました。他地方在住の方には負担をかけてしまうけど。。

もし来てもらえたらとても嬉しい。最高の夜にするよ!」とファンにメッセージを寄せた。

 「orange pekoe」はボーカルのナガシマトモコ、ギターの藤本一馬からなるユニット。1998年、兵庫県・関西学院大学軽音楽部で結成。在学中にインディーデビューし、2002年1stアルバム「Organic Plastic Musi」でメジャーデビュー。「日本ゴールドディスク大賞ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」など数々の賞を受賞。収録曲「Happy Valley」は史上初のFMラジオ32局のヘビーローテーション曲となる。02年にリリースされた2枚目のシングル「やわらかな夜」が大ヒットした。その後ライブを中心に活動、国内・海外のフェスにも出演多数。2016年~2019年米ニューヨーク、ロサンゼルスに拠点を移し、その後帰国。それぞれソロ活動も行ってきた。

 今年10月3日に「第36回高崎音楽祭」のステージで、来年のライブをもって「活動満了」することを発表。

ナガシマは、決断に至った理由について「ここまで25年間やってきたんですけれども、なんというか…25年前に私たちが音楽を作り始めて、その時に伝えたかったことがだんだん時代が変わっていって、いま2025年、来年2026年になっていった時に、オレンジペコーのお役目が2025年で、自分の中で『あ、満了したんやな』と、ふと思えたんですね」と説明。今後はお互いソロ活動を行うという。

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