歌舞伎俳優の坂東玉三郎が25日、都内で第22回「タニタ健康大賞」贈賞式に出席した。

 60年以上にわたり第一線で舞台に立ち続けている当代一の女形。

日々の鍛錬と健康管理を評価され、「大変うれしく思います。舞台に立つ仕事として、健康は欠かせないもの。調子よく快適に幕を開けられるように心掛けています。来年の抱負とか、あまり考えないんです。今日が一番大事。それを継続することです」と喜びを語った。さらに「順調に舞台に立てるように、そろえてくれた人がいたから、健康でいられた」と周囲への感謝も忘れなかった。

 食事は野菜を好み、特に有機野菜を加熱調理して食べるようにしている。朝は小松菜にパイナップルやキウイのミックスジュースを飲むのが習慣で「おすすめです。でも、飲めないくらい、まずいです」と笑わせた。休日の過ごし方は「資料を読んだり、人と会ったり、昼寝をしています。睡眠は大事ですね。

旅行に行って、海で泳ぐこともありますが、頭が疲れなければ、思考がすっきりします」と明かした。

 報道陣から、24日に片岡亀蔵さんが火災により死去したことについてコメントを求められると、しばらく絶句。「まだ、身内の方にお目にかかっていないから」と遠慮しつつ、「びっくりしました。明るい方でした」と人柄をしのんだ。

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