テレビ朝日は25日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、中国での映画「映画クレヨンしんちゃん 超華麗! 灼熱(しゃくねつ)のカスカベダンサーズ」公開延期に言及した。

 高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を受け、中国が「映画クレヨン―」のほかエンタメの対抗措置が続く。

西新代表取締役社長は「楽しみに待っているファンの方には申し訳ないけど、中国から公開を見合わせると連絡があった」と説明。テレビ朝日ではアニメ「ドラえもん」は世界70か国、「クレヨンしんちゃん」は同50か国で配信をしていることから「ものすごい大きい影響というよりはその中の1つ」。新たな公開時期については「今後の推移を見守って適切に判断したい」とした。

 中国メディアは17日、12月に公開予定だった「映画クレヨン―」と「はたらく細胞」の2本の映画の公開延期を発表していた。

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