2022年末をもって芸能界を引退した元Sexy Zone(現timelesz)のマリウス葉さんが25日、都内で行われた「WFPチャリティー エッセイコンテスト2025」表彰式に出席した。

 マリウスさんは青色のセットアップ姿で登場。

座席の場所に戸惑っていた千葉県船橋市の非公認キャラクター・ふなっしーに「座席…」と手で場所を示し、アイドル時代と変わらない、柔らかな笑顔を浮かべた。

 今回で15回目を迎える同コンテストは「『すべての人に食べ物を』私ができること」をテーマに、小学4年生から大人まで2万1854の作品が応募された。同コンテストの特別審査員を務め「どの作品からも強い思いを感じ、感動しました」と力を込めた。審査員を務めたのは初めて。「WFPのごちそうさまチャレンジに参加し、お声を掛けていただいて、とても光栄です。たくさんの作文を読ませていただきました。僕も書くことや読むことが好き。言葉って迫力があって、人の心を動かせるというのを小さい時から体験できるのは、大きなこと」と語った。

 同コンテストのテーマに沿って、自身が行いたいことを問われ、「腹八分」の考え方が好きだと告白。「ドイツは食べ過ぎ文化がある。日本の腹八割(腹八分)ってすてきな思考。たくさん買ってしまって食べられないより、ここでおなかいっぱいという意識改革も大事だと思いました」と話した。

 中学生の時、ドイツの実家に帰省した時の思い出を回顧。自身と同い年くらいのシリア難民の少年が「ご飯を買うためのお金をください」と英語とドイツ語で話していたため、ランチを一緒に食べたことを明かし「お金を寄付するのも素晴らしいですが、一緒に手伝う、寄り添うことを実感しました。その時に人を助けたいなって芽生えました」と振り返った。

 マリウスさんは父の故郷でもあるドイツ生まれ。2011年1月、ジャニーズ事務所に入所し、同年11月に「Sexy Zone」でCDデビューした。12年TBS系「コドモ警察」で連続ドラマデビュー。17年米マサチューセッツ州の名門ハーバード大で、世界の高校生28人が集まる超難関セミナーに参加。18年度から上智大国際教養学部に通い、20年9月から米スタンフォード大のオンラインコースも受講し、グループ活動と勉学の両立に励んだ。同年12月から体調不良のため芸能活動を休止。22年大みそかのジャニーズカウントダウンで11年間の芸能生活の有終の美を飾った。

 この日は女優の広瀬アリスらも出席した。

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