J3アスルクラロ沼津は25日、静岡・裾野市内で公開練習を行った。

 23日に19位・讃岐が勝ち、沼津も同日の福島戦で敗れて最下位が確定。

JFL2位・レイラック滋賀との入れ替え戦(12月7、14日)に回ることが決まったが、その前に29日のリーグ最終節で讃岐とアウェーで戦う。FW森夢真は「消化試合じゃない。全力で勝ちにこだわる」と白星を誓った。

 福島戦では動きがキレていた。何度もドリブルでゴールに向かい、0―1の後半11分にはペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。味方が相手GKに止められて得点には至らなかったが、強気のプレーをホーム最終戦で見せ、「チームを勝たせたい、と気持ちが入っていた。自分のストロングな部分が出せた」と振り返った。

 順位は決まってしまったが、その熱い闘志を保ちながら讃岐戦に向かう。「失うものがない滋賀は、勢いを持って来ると思う。うちも讃岐に勝つことが大事。入れ替え戦へ勢いをつけたい」と気を引き締める。福島戦のスタメン組は、この日はジョギングなどの軽い調整で終わったが、26日からハードな練習に戻る。

 リーグ戦は2連敗中で、鈴木秀人監督も「連敗した状態で行くと受け身になってしまう。讃岐に勝って、入れ替え戦を迎えたい」と話した。ここから3連勝して、J3の舞台に生き残る。

(里見 祐司)

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