◆全日本大学アメリカンフットボール選手権▽準決勝 関学大―関大(30日・ヤンマースタジアム長居)

 16年ぶりの甲子園ボウル進出を目指す関大(関西3位)は25日、関学大(関西1位)戦へ向け、大阪・吹田市内の千里山キャンパスで会見と公開練習と行った。

 リーグ戦では関大が終了間際に追いつき、17―17のドローで、仕切り直しの大一番。

LB武野公太郎(4年)=関大第一=はチーム事情により、2番手QBも兼ね、攻守の“二刀流”を務める。準々決勝・明大戦(22日)に続き、両ポジションでの出場が濃厚だ。

 関学大では187センチ、117キロのDL、弟・晋平(1年)=追手門学院=が下級生ながら出場しており、今秋のリーグ戦では実現しなかった兄弟マッチアップとなりそうだ。兄は175センチ、95キロと体格で劣るが「弟に吹っ飛ばされたことはない。強く当たりたい。お兄ちゃんだから、負けません」ときっぱり。昨冬、自身もなし得なかった高校日本一を経験した弟をリスペクトはしているが、聖地行きは譲らない。

 弟との二人きょうだい。幼少期はお菓子の取り合いなどし「相手の欠点を探しあう兄弟だった」と振り返った兄。取っ組み合いのけんかも小学生までで卒業した。約10年ぶりの“兄弟げんか”は甲子園切符をかけた関関戦。昨季までは実家で同居していたが、「お互いケガの情報とかあるし、一緒に住んでいたらあかん」と今季、実家を出た公太郎。

「自分が兄だと、弟に見せたい」。温情は一切捨て、司令塔として、弟ら関学ディフェンスを切り裂く。

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