昨年、10年ぶりに日本での音楽活動を再開したシンガー・ソングライターのアンジェラ・アキが26日に新曲「Floating Planets」をリリースする。また、同曲も収録された14年ぶりとなる新アルバム「Shadow Work」を来年2月11日にリリースすることも発表した。

 「Floating Planets」は幸せと切なさを感じさせる恋を描いた作品。自身の経験と照らし合わせながら「4年前に17年間一緒に過ごしてきた人と離婚をして、40代で独(ひと)りになってから一つの恋愛をした。そこで経験したことを描いたのがこの作品。幸せという気持ちと、終わりの悲しみが隣り合わせにあって、白と黒だけではない、本当にグレーのグラデーションのような感情がいくつもある、そのグラデーションを描いたリアリティーのあるラブソングを作りたい」との思いを込めた。

 また、この日発表した新アルバム「Shadow Work」は13曲を収録。「まだまだ人間として成長の途中ですが、ここまでたどってきた道のりをリアルに捉えたくてオリジナルアルバムを作り始めました。このアルバムは自分が自分のために作らなければいけない作品でした。聴いてくれる人に何か特別なメッセージを受け取ってもらいたいわけではないのだけど、闇に飛び込み、ぬかるみとモヤの中を歩いてきた体験を綺麗事なしに一つの作品に詰め込みました」と明かした。

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