西武・与座海人投手が26日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円増の4000万円でサインした。

 今季は開幕で出遅れるも、16試合すべてに先発して6勝5敗も防御率は2・50でキャリアハイを記録。

「しっかり評価していただけたと思っています」と満足そうな表情を浮かべた。球団からはWHIP(1イニングあたりに許した走者(与四球と被安打の合計)の数が0・96で1を切った点を評価されたという。広池球団本部長も「アンダースローとしての投球を確立しつつあって非常に頼もしい活躍でした。(WHIPが)先発で1を割るのは素晴らしい数字。テンポのよさにつながっていると思います」と高く評価した。

 来季は今井、高橋がポスティングシステムを利用してメジャーへ移籍することが決定的。先発の枠が空くとあって「僕にとってはチャンスだと思いますし、今井とか(高橋)光成の代わりにはなれないですけれど、僕のできることを、今年よりも何か伸ばしていけるものをこのオフで見つけて、規定投球回数はキャリアを通してクリアしていないので、先発するからにはそこを目指してやっていきたいなと思います」と目標を掲げた。オフは米国で高橋、渡辺と約3週間に渡って自主トレを行い、フォームの動作解析などに取り組む予定。「新たな発見をしたり、いろんな刺激とかわくわく感だったりを体験したいというのが目的です」と目を輝かせた。

 今季に引き続き、来季も7月7、8日に郷里の沖縄で公式戦(楽天戦)が開催される予定。「また与座かと言われるんじゃないかと不安なんですけど」と笑わせたが、「そこは一つのモチベーションにもなりますし、ちょっと楽しみにしながら投げたいと思います」。その頃は夏真っ盛り。

投手陣の軸として、がい旋初勝利を挙げるつもりだ。

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