日本ハムの矢沢宏太投手が26日、エスコン内で契約更改を行い、850万円増の2600万円(金額は推定)でサインした。

 今季は野手に専念し86試合の出場で、打率2割4分7厘、1本塁打、18打点、11盗塁。

6月に一時は打率2割を割り込んだが「今年はちょっと長打捨てて、塁に出ようと、率を上げていこうと、ボスに言ってもらった時期もありました。そのおかげで最初1割だった打率が、2割5分ぐらいまで上がって、そうなってきたら次は、もう“結果欲しい打法”いいから、長打狙っていこうっていう風に言ってもらいました。来シーズンも長打を大切にしてやっていきたいなと思います」と新庄監督とのやり取りを明かした。

 その指揮官が、ファンフェス後に「将来的には、矢沢くんがあの身体能力で、1番、2番で、3割近く打ってくれたら、(背番号)1番も面白そうじゃないですか」と発言。これを受けた矢沢は「(報道を)見ました。3割打って、背番号1もらいたいなと思っています」と意気込んだ。

 二刀流については、当面は野手に専念。それでも、登録は投手を維持し「球団としては投手登録のままでいきたいと思ってますと、言ってもらって。まずは外野手としてレギュラーになって、その先に余裕が出てきたときにピッチャーもっていう感じで。外野手としてマイナスに働かないくらいで、自分でブルペンに入ったりしてもいいよっていう風には言ってもらいました」と展望を明かし、投手としてはシーズン中も自主的に練習に取り組んでいく。

 野手としては快足が武器。「やっぱり盗塁をしていきたいですし、五十幡さんいますけどチームで一番盗塁できる選手になりたいなと思ってます。

30盗塁いきたいです」と具体的な目標を語っていた。

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