1968~75年にロッテ、阪神で通算205本塁打を放ったジョージ・アルトマン氏が92歳で亡くなったと25日(日本時間26日)、MLB公式サイトが報じた。メジャーでもカブスなどで通算101本塁打を放っていた。

 現役時代、身長197センチのアルトマン氏は、1959年にカブスで外野手としてメジャーデビュー。1年目から135試合に出場すると、3年目の61年には自己最多の27本塁打。翌62年には打率3割1分8厘をマークし、2年連続でオールスターにも選出された。

 68年に東京オリオンズ(現ロッテ)に入団。いきなり来日1年目から170安打、100打点で最多安打、最多打点のタイトルを手にして34本塁打、打率3割2分をマークした。2年目以降も活躍を見せて7年連続20本塁打以上で、打率3割超えは規定打席未到達も含めると6度。ベストナインにも3度輝き、75年は1年だけ阪神でプレーした。長身で社会貢献活動に積極的だったことから「足長おじさん」の愛称でも親しまれた。

 MLB公式サイトによると、アルトマン氏はニグロリーグ、ア・リーグ、ナ・リーグ、NPBとすべてのリーグでプレーした3人のうちの1人。1961年の初出場したオールスターで代打本塁打を放ち、その後コーファックスから1試合2本塁打も放った。ロッテ時代の74年のシーズン中には大腸がんの診断を受けて治療を受けていた。

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