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 両リーグの最優秀選手が発表され、パ・リーグはソフトバンクのリバン・モイネロ投手が初授賞した。今季は24試合に先発して12勝3敗。

防御率は驚異の1・46で、2年連続のタイトルに輝いた。母国キューバからビデオメッセージを寄せ「自分だけでなく、他の選手もいいプレーをしていた。その中で自分が選ばれたことはすごく光栄だし、自分としても、いいシーズンが送れたと思う。すごくうれしい」と喜びを語った。

 最後まで優勝を争った日本ハム戦にも8度先発し、4勝1敗。印象に残った試合も授賞の対象外ではあるが、ライバルとの決戦を挙げた。CS最終ステージの第6戦。第1戦から中4日でチームを日本シリーズに導き「いい投球ができた」と胸を張った。先発転向2年目で大黒柱に。「持久力が上がった。昨年は夏に落ちてしまった。みんな落ちると思うけど、その中で自分はいい状態をキープできた」と振り返った。

 正力松太郎賞を受賞した小久保監督も「今年のチームの中では、モイネロしかいないと思っていた」と拍手。「今日こうやって表彰を受けるのも彼の力投のおかげ」と称賛した。

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