ブラジル各紙は25日、サントスに所属するFWネイマールについて、今季中にけがから復帰する可能性は極めて低いと報じた。

 33歳のネイマールは19日の試合で左膝を痛めた。

当初、サントスのドクターは「手術の必要はなく、治療とリハビリを行なっている。27日には練習に参加できる見込み」と語っていたが、実際にはもっと深刻な負傷だった模様だ。

 ネイマールは今季ここまでも相次ぐ負傷に苦しんでおり、17試合に出場して4得点。パリSG(フランス)退団後に加入したアルヒラル(サウジアラビア)で膝の重傷を負い、母国リーグ復帰で再起を図ったが、不完全燃焼のままシーズン終了となった。残り3節となったブラジルリーグにおいて、サントスは20チーム中17位で降格圏に沈んでいる。

 ブラジル代表のアンチェロッティ監督は「彼が万全のコンディションであれば、彼を代表チームに招集しない監督なんていないだろう」と語っており、26年6月開幕の北中米W杯までのセレソン復帰に期待を寄せていたが、W杯まで半年余りというタイミングで長期離脱を余儀なくされそうだ。

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