俳優の舘ひろしが26日、都内で主演映画「港のひかり」(藤井道人監督)の公開御礼舞台あいさつに登壇した。

 北陸の港町を舞台に、元ヤクザの三浦諒一(舘)と幸太(尾上眞秀/眞栄田郷敦)の長年にわたる友情を描いたヒューマンドラマ

 最初の試写会は撮影をした富山・能登市内で開催。現地の施設訪問などもしたそうで、1番の思い出を笹野高史と訪れた富山刑務所だと振り返った。「大変です。250人くらいの受刑者がいらっしゃって、冗談を言っても笑ってくれない。拍手も最初だけ」と振り返った。

 作品にちなみ、大切にしているものには「時計」。渡哲也さん(2020年死去)から贈られたもので「突然『ひろし、これをしとけよ』といただいたもの。自分の中では大事なものだから、あんまり普段はしないようにしている」。また渡さんの存在も大切といい「今の僕があるのは渡さんのおかげ」と感謝していた。

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