テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)は27日、、解散したグループ「TOKIO」の国分太一(51)が「コンプライアンス上の問題行為」を理由にバラエティー番組から降板させた日本テレビの対応に瑕疵(かし)があったとし、日弁連に人権救済を申し立てた件について、司法記者クラブで会見したことを報じた。

 番組では「番組降板を告げられてから5か月、本当に申し訳ないという思いと、自分に対して情けなく悔しい思いで過ごしていました。

置かれている状況や立場への自覚が足りなかった。長年立場と環境にあぐらをかいていた部分があった。みずからを客観的にみつめることができていませんでした。悔やんでも悔やみきれません」と語った国分の会見模様を流し紹介。

 また日本テレビは現時点では「一貫して関係者の保護を第一に対応しており、何よりも関係者が自分の身元を特定され、“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じております」とし、「その観点から『答え合わせ』は難しい」と回答したことも伝えた。

 これに木曜コメンテーターを務める元NHK解説委員でジャーナリストの柳澤秀夫氏は「(国分は)やっぱり納得できていないということなのかなと思いました。『自分はこういうことをした』というのを日本テレビ側に言ってはいるけれど、『はい、それがこういうことでダメだったんです』というやりとりがあって本人が納得すれば多分落としどころが見つかるのだと思うけど…」と見解を口に。

 そして「端から見ていて被害者が特定されるような形で情報を公開しなくてもいいですから、門戸を閉じているわけではないというのであれば当事者間で話をする場を設けた上で、そこで話したことを公表しなくてもいいですから、少なくとも当事者には『こういうことで…』という説明はあってもいいのかなと。法律うんぬんではなく人間の付き合いとしてそこはあった方がいいのかなという気はします」と私見を述べた。

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