◇MLB CUP 2025(11月23、24日・マイネットスタジアム皇子山ほか) ◆小学生の部・決勝 大阪柴島ボーイズ8-4勝呂ボーイズ

 あと1死で敗れる土俵際から頂点を奪った。大阪柴島は2点を追う最終6回2死二塁で、宮原が右前適時打。

続く坂井も左前打し、二進していた宮原が本塁にへッドスライディングした。「(打球が抜けた時)ランナーがかえってくれと祈った」と宮原。同点打の坂井も「俺なら打てると信じていた」と振り返った。

 無死満塁から始まる延長タイブレークでも勢いは止まらない。先頭の仲野が初球を左前打し「最初スクイズのサインだったが取り消しで『打て』になった。うれしかった。自分がやるしかないと思った」と会心の表情。さらに東の犠飛などで4点を勝ち越し、決めた。

 夏の選手権決勝敗退から、秋を経て強力打線に磨きがかかった。今大会は予選リーグ2試合で38得点。準決勝も眞野怜主将のサク越え弾などで勝ち切った。終盤に本領を示した決勝を終え「あと1死でも、負けはよぎらなかった。

負けると思ったら負けなんで。夏のうっぷんを晴らせた」とキャプテン。少年硬式5リーグの頂点に立ち、ナインは誇らしげに胸を張った。

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