◇第21回タイガースカップ2025(11月24日・阪神甲子園球場) ◆中学生の部・1回戦 大阪柴島ボーイズ8-2 枚方リトルシニア

 悲願をかなえた。大阪柴島は逆転で大会初勝利。

関西ブロック屈指の強豪ながら遠かった甲子園1勝を挙げ、高間主将は「優勝が目標だけど、まず初戦を取れて素直にうれしい」と頬を緩めた。

 船本が投打に流れを変えた。1点を追う2回1死二、三塁に代打し、中前打で逆転。背番号1はその裏のマウンドに上がり、淡々と4回を0封した。これで打線が落ち着き、終盤に5点を加え快勝。「準備があまりできてなくて、ちょっと焦った。打たせて取る意識でいった」と右腕は振り返った。

 喜びの表情はわずか。高間は「(秋の関西ブロック)1位のプライドも持っている。勝ち切れるよう頑張りたい」と気合。一気に頂点を奪う。

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