日本ハムがヤクルトを戦力外となっていた西川遥輝外野手を獲得することが、28日までに分かった。

 西川は11年から21年まで日本ハムでプレー。

盗塁王4回、ベストナイン2回、ゴールデン・グラブ賞を4回受賞するなど、俊足巧打の外野手として躍動し、16年の日本一にも大きく貢献した。

 人気もトップクラスだったが、21年オフに、球団が契約保留手続きを行わない“ノンテンダー”とすることを発表。12月に自由契約となった。海外FA権を持つ西川に、制約なく移籍できる環境を整える措置だったが、物議も醸した。

 日本ハムは選手会長も務めた松本剛が、FAで巨人へ移籍。30代の野手は中島と、FA宣言をしている石井がいるが、外野手で30代はいなくなった。33歳の西川には戦力としてだけでなく、ベテランとして、チームを支える役割も期待される。

 ◆西川 遥輝(にしかわ・はるき)1992年4月16日、和歌山生まれ。33歳。智弁和歌山高から2010年ドラフト2位で内野手として日本ハムに入団。二塁手としてもプレーしたが、徐々に外野としての出場が増え17~20年は4年連続外野手としてゴールデン・グラブ賞を受賞。16、17年には外野手としてベストナインに輝いた。

通算1532試合に出場し1426安打、打率2割7分1厘、63本塁打、452打点、343盗塁。181センチ、82キロ。右投左打。

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